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進 級 課 

進歩制度とは、スカウトの成長となる目標となる課目を設定したり、進級というステップを設けて、スカウトが発達段階に応じて成長できるように設定した制度です。

進級課目はスカウトになったら必ず挑戦するもの必修課目)、そしてそれ以外に興味に合わせて挑戦できる選択課目があります。

まずボーイスカウトになるためには、

①スカウトの「ちかい」と「おきて」が言える。

②三指の敬礼・スカウトサイン・左手の握手が正しくできる

をマスターします。

 

これらが修得できたら、初級課目(初級スカウト)に取り組みます。初級課目は、隊、班の仲間として認められ、野外活動で必要な基本的技能を身につけます。そして「いつも他の人々を助けます」を実践できるように心構えを持てるようにします。

初級課目を履修し達成すると、「二級スカウト」、「一級スカウト」と進級し,最終的に「富士スカウト」を目指します。

初級スカウト章

<キーワード>

「仲 間」

<目 標>

初心者として、ハイキングやキャンプで自分のことが自分でできるようにある。

基 本

「ちかい」と「おきて」が言える。その上で、隊長と話し合う。
「スカウト章」、「モットー」、「スローガン」の意味を説明できる。
日本の国旗の正しい様式を知り、集会で掲揚柱に掲揚する。
「連盟歌」を歌える。
普段の集会で必要なもの(訓練用具)を知り、携行する。
スカウトサイン、敬礼、スカウトの握手ができる。


健康と発達
体温と脈拍を正しくはかることができる。


スカウト技能
自分の体や身近にあるものを用いて簡単な計測を行う。
集会で使う身ぶり信号、笛の合図を覚える。
決められた5つのなわ結びを実際に行い、使いみちを知る。


善 行
集会などで行う社会奉仕活動に積極的に参加する。


信仰奨励
集会やキャンピング・ハイキングでスカウツオウン・サービスに参加する。


班長会議

初級スカウトとして進級することを班長会議で認めてもらう。

2級スカウト章

<キーワード>

「ハイキング」

<目 標>

班の中心として、活動の企画・計画ができ、初級スカウトの指導をする。

ハイキング

ハイキングで注意すべきことを説明する。また道に迷った時にどのように行動するかを説明する。

コンパスの使い方を実演する。

地形図記号を説明する。

コンパスと地図を用いた10Km程度のハイキングを計画し、隊長、保護者の同意のもとに実際に行う。

「スカウト技能・ハイキング」の活動からターゲットバッジを2つ修得する。

スカウト技能

「スカウト技能・キャンピング」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。

「スカウト技能・追跡」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。

「スカウト技能・冒険」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。

健康と発達

「健康と発達」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。


スカウト精神
「スカウト精神」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。

「ちかい」と「おきて」について意味を説明する。


社会生活

「社会生活」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。


マスターバッジ
マスターバッジを1つ修得する。


班長会議

初級スカウトとして、最低3カ月、隊や班の活動に進んで参加したことを班長会議で認めてもらう。

1級スカウト

<キーワード>

「キャンプ」

<目 標>

ボーイスカウト活動の中心として、スカウト技能は単独でほとんどのものが実施できる

キャンピング

キャンプで気を付けなければならないことを説明する。

キャンプの際に班サイトに適した場所を選び、サイトの設計を行い、テントを張る。

班または隊キャンプの献立を作成し、食材料を準備する。また、食材の保管で気を付けなければならないことを説明する。

隊長及び保護者の同意のもとにキャンプを計画し、実際に行う。

「スカウト技能・キャンピング」の活動からターゲットバッジを2つ修得する。

スカウト技能

「スカウト技能・ハイキング」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。

「スカウト技能・追跡」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。

「スカウト技能・冒険」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。

健康と発達

「健康と発達」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。


スカウト精神

野外における国旗掲揚法を知り、キャンプにおいて国旗を掲揚する準備をし掲揚する。

「スカウト精神」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。

「ちかい」と「おきて」の実践に努力していることを日常の生活で示す。


社会生活

「社会生活」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。


マスターバッジ
マスターバッジを2つ修得する。


班長会議

2級スカウトとして、最低3カ月、隊や班の活動に進んで参加したことを班長会議で認めてもらう。

菊スカウト

<キーワード>

「技能全般」

<目 標>

上級班長・隊付または班長として、自分の隊・団はもちろん地区・地域等への積極的な活動をする

スカウト精神

「ちかい」と「おきて」の実践に努力して他のスカウトの模範となる。

小遣いの金銭出納を3カ月記録し、自己管理する。

「スカウト精神」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。

健康と発達

「健康と発達」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。

スカウト技能

「スカウト技能・ハイキング」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。

「スカウト技能・追跡」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。

「スカウト技能・キャンピング」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。

「スカウト技能・冒険」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。

社会生活

「社会生活」の活動からターゲットバッジを1つ修得する。


マスターバッジ
マスターバッジを3つ修得する。


班長会議

1級スカウトとして、最低3カ月、隊や班の活動に進んで参加したことを班長会議で認めてもらう。

選 択 課 目

選択課目(以下ターゲットバッジ・マスターバッジ)は、自分のためだけでなく、いつも他の人々を助けるために、備えているという証です。

これらは、一部のものを除いて、自分の得意なものから取得することができます。

 ターゲットバッチは「スカウト精神」・「健康と発達」・「スカウト技能」・「社会生活」の4つの活動分野があり、53の選択課目があります。1つの課目には6つの細目があり、3つに挑戦して履修するとターゲットバッチを修得できます。
そして、6つ全てを履修するとマスターバッチを授与されます。

スカウト精神

A1

 メンバーシップ

A2

 家庭

A3

 地域社会

A4

 公民

A5

 郷土文化

A6

 世界友情

A7

 地球市民

A8

 B-P

A9

 リーダーシップ

健康と発達

B1

 健康

B2

 安全

B3

 水泳

B4

 運動能力

B5

 救護

B6

 クラブ活動

B7

 外国語

B8

 情報処理

B9

 マネジメント

スカウト技能

ハイキング

C1

 ハイキング

C2

 読図

C3

 記録

C4

 写真

C5

 自転車

C6

 オリエン

  テーリング

スカウト技能

​追 跡

D1

 観察

D2

 計測

D3

 通信

D4

 森林

D5

 野生生物

D6

 気象観測

D7

 天体宇宙

スカウト技能

​キャンピング

E1

 キャンプ企画

E2

 野外料理

E3

 キャンプクラフト

E4

 燃料

E5

 ロープ結び

E6

 たき火

E7

 キャンプ

  マネジメント

スカウト技能

​冒 険

F1

 食料

F2

 キャンプ

  ファイヤー

F3

 サバイバル

F4

 フィッシング

F5

 バイオニアリング

F6

 ウォーター

  アドベンチャー

F7

 スカウトソング

社会生活

G1

 自然愛護

G2

 デンコーチ

G3

 近隣奉仕

G4

 環境保護

G5

 伝統工芸

G6

 防災

G7

 リサイクル

G8

 ガイド

スカウト活動で大切なことは、その内容の良し悪しではなく、自分自身の手によって計画してやり遂げることにあります。もし悩んだり、迷っているときは、隊長や班長、他の班員が協力してくれたり、手助けしてくれたりします。

活動や進級課目を通じて、自分自身で成し遂げていくことの大切さと、他の人とのかかわりの中で協力を得る大切さも学んでください。

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